青森県で新築戸建てを購入するときの覚書
#家づくり | 2017.07.06
家づくり
2017.03.04
憧れの注文住宅。自分で自分の家を構想しそれが実現されるというのは、難しくもあり、とっても魅力的なことでもありますよね。
しかし、注文住宅を建てる際には、注文住宅ならではの、業者さんとのトラブルが起きてしまう、なんていう可能性もなくはありません。夢のマイホームづくりはトラブルなくすすめたいものですよね。
そこで今回は、そんな注文住宅にまつわるトラブルの中でも、<デザインと実用性>に関するトラブルを取り上げ、その防止策について考えご紹介していきたいと思います。
完成して約1年経った注文住宅の玄関ポーチの屋根から雨漏りがしている、というものです。工務店に話を聞けば「ポーチは雨漏りする可能性があった」とのことでした。
さらに詳しく聞くと、工事前に建築家との間で「この工事は難しいのでは」や「このデザインでないといけない、工事できるはずだ」というやり取りがあったのです。このやりとりは、建て主の知らぬところで行われていたのでした。
雨漏りをしているポーチ部分のデザインに対して、特に建て主から要望を出したわけではないので、雨漏りの可能性があるのにデザインの変更をしなかったことが、建て主にとっては納得のいかないことです。
デザインについてのトラブルは、注文住宅ならではですよね。
では、この場合だれに責任があり、どうしたらこのようなトラブルは防げるのでしょうか。
やはり、建築家が雨漏りのリスクを建て主に話すべきですよね。
しかし、工務店もその懸念を知っていたのですから、工務店からも建て主に話しておくべきです。
つまり、建築家・工務店の両方に建て主への報告を怠った過失が認められます。
また、このケースの建て主は、工務店にしか話を聞いていません。
多くの人が関係する注文住宅の工事では、何か問題が起こると他者に責任をかぶせようとする傾向があるので、ある一者からの説明で責任の所在を決めてしまうのはよくありません。
もう少し関係者から話を聞き、総合的に判断をする必要があります。
このようなトラブルを防ぐには、工務店とのコミュニケーションを建築家まかせにせず、建て主も積極的に工務店と交流を持ち、工務店が何でも気軽に建て主に話せるような雰囲気づくりが大切です。