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#家づくり雑学 | 2020.09.09
家づくり
2016.10.27
夏が過ぎ、寒くなってくると、冬の防寒対策はどうしようか…ということが気になりはじめますよね。暖房、ヒーター、こたつ、様々なものがあると思いますが、今回ご紹介するのは、床暖房についてです。
足元からじんわりと熱を与えてくれる床暖房には、その性質上様々なメリットがあります。
まずは、メリットについて見ていきましょう。
●ふく射熱で室内が温まるため、陽だまりのような温かさを感じられる
床暖房は、遠赤外線を利用した「ふく射熱」によって室内を暖めていきます。暖房器具の熱の伝え方には「対流」「伝導」「ふく射」の3つがありますが、この3つの中でも室内を均一に温めることができるのが「ふく射熱」です。
床から放出された赤外線が天井に反射し、部屋全体へと伝わっていくので、熱が部屋全体に広がっていくのです。
ヒーターなどでは、室内全体というよりもその前一部分だけを温めてしまいがちですよね。部屋全体を温めるには、床暖房が最も良いでしょう。
●30年以上と、非常に耐用年数が長い
床暖房で使用される温水パイプの耐用年数は、試験によって30年以上に相当すると言われています。ヒーターや暖房に比べて、非常に長いですよね。
お湯を循環させるための熱源機の耐用年数は一般ガス器具と同程度ですが、長く住むことを考えている場合は構わないでしょう。
●温風を使用しないため、乾燥しすぎない
暖房を使用していると、室内の空気が乾燥してしまい、喉が渇いてしまったり、お肌が乾燥してしまったりしますよね。温風は、皮膚や空気中からたくさんの水分を奪ってしまいます。
しかし床暖房なら加湿器などを合わせて使用する必要もありませんから、費用的にも助かる面がありそうです。
●燃焼させないため、空気が綺麗
ストーブなどの暖房器具は、室内で吸い込んだ空気を燃焼させて温風を出していますが、床暖房ではこのような空気の燃焼を行いません。
このため、お子様やお年寄りがいる環境でも、非常に綺麗な空気を保つことができるのです。
●一定の温度を保つことができる
床暖房は、設定した温度をある程度保っておくことができます。
夜になると、部屋が寒くてなかなか寝付けないということもあるでしょうが、床暖房の上なら温かさをある程度キープしてくれますから、睡眠をサポートしてくれるでしょう。床から室内を暖めてくれるので、床冷えすることもないでしょう。
●音が無く場所を取らない
床暖房は、床の下に設置するものですから、ヒーターやストーブのように床の上に置く必要がありません。
コードなども必要ありませんから、室内をすっきりさせることができ、暖房器具を置かなくなった分のスペースを活用することもできるでしょう。
大きな音がすることもないので、室内を常に静かに保てるのも魅力的ですね。
次回も、床暖房についてご紹介していきます。