注文住宅でコストダウンをするためのポイント
#資金計画 | 2018.10.01
お金のこと
2019.07.09
ZEH住宅の購入を検討する際は、イニシャルコストとランニングコストに目を向けるとよいでしょう。
イニシャルコストとは、購入時にかかるコストのことで、ランニングコストは、購入した後にかかるコストのことです。
ZEH住宅は一般的な住宅と比べて高性能なのに加え、太陽光発電システムを設置する必要があることから、イニシャルコストが高くなります。
一定の要件を満たし、交付対象に選ばれれば補助金を受けることもできますが、70万円/戸が上限のため、全てを賄えるわけではありません。
4~5kwの太陽光発電システムを設置すれば、通常120~150万円程度の費用はかかりますし、これに加えて高性能化のための費用がかかります。
補助金を差し引いたとしても少なくとも50万円以上、多い場合には100万円を超える追加費用が必要となるでしょう。
一方、ZEH住宅にすることでランニングコストを削減できます。
まず、住宅が高断熱化、高気密化することで空調をつける機会が減りますし、設置する家電についても省エネ機能を備えたものにする必要があります。
さらに、太陽光発電システムの設置で毎月売電収入を得られます。
例えば、ZEH住宅と一般的な住宅を比べた時に1月1万円の光熱費の差があるとすれば、1年で12万円、10年で120万円、35年で420万円の得です。
イニシャルコストの増加分と比べて、かなり割のよいリターンを得られることが分かります。