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住宅ローン金利が最小のときこそ気を付けるべきこと

お金のこと

2017.11.14

住宅ローンを組むときには、返済額に直結する「金利」は重要な要素です。現在は低金利時代と言われ、比較的金利は低いです。ただ、金利が低いという点は、実はメリットだけでなく注意点もあります。

今回は、金利が最小の時代だからこそ気を付けるべきポイント、そして合わせて低金利のメリットも解説します。

住宅ローン金利が最小のときこそ気を付けるべきこと.1

住宅ローンが最小のときに気を付けること

まず、住宅ローン金利が最小のときこそ気を付けるべきことは、以下の2点になります。

・変動金利を組んでいるときの金利変動
・身の丈以上のローンを組んでしまうこと

この2点は直接支払い金額につながってくることなので、低金利時代に住宅ローンを組むときには気を付けましょう。

●変動金利
そもそも変動金利とは、以下のような仕組みの住宅ローンです。

・半年に1回金利を見直す
・上記の金利を5年に1回返済額に反映する
・金利が上がれば支払い額も上がり、金利が下がれば支払い額は下がる

要は、変動金利は金利の変動によって支払い額も変動する住宅ローンです。金利が最小のときに変動金利のローンを組むと、その後支払い額が上がる可能性があります。
たとえば、変動金利で借入期間30年、3,700万円の住宅ローンを組んだとします。このとき、金利が0.6%であれば、月々返済額は112,330円になります。仮に金利が0.6%上昇し1.2%になれば122,436円の支払い額に上がります。

●身の丈以上のローンを組んでしまう
また、金利が低いということは、身の丈以上の借入金額を設定してしまうという注意点もあります。前項で解説した通り、金利によって返済額は違ってきます。たとえば、「予算が月々11万円前後」であれば、前項の例で金利が0.6%の時期には予算ギリギリなので、借り入れを起こすこともあると思います。
しかし、前項のように金利が上がり月々返済額が122,436円になれば、予算を月々1万円もオーバーしてしまいます。変動金利は金利が変動するというリスクがあるので、住宅ローンの中では金利が最も低いのが一般的です。
そのため、低金利の時期に変動金利で住宅ローンを組む時には「今」の金利しか見ずに予算ギリギリで借り入れを起こしてしまうと、将来的に返済不安が厳しくなるという注意点がります。

 

住宅ローン金利が最小のときこそ気を付けるべきこと.2

ローン金利が低いことによるメリット

住宅ローン金利が最小のときには、前項のように注意点がある一方で、ローン金利が低いと以下のようなメリットもあります。

・返済額が低い
・固定金利も組みやすい
・借入金額を増やせる

返済額については前項の通りなので割愛します。そのほか2点については、以下より解説していきます。

●固定金利も組みやすい
先ほど少し触れましたが、変動金利は最も金利が低くなりやすいです。そもそも、変動金利以外には「一部期間固定金利」と「全期間固定金利」の2種類があります。
一部期間固定金利は「10年固定ローン」のように、一定期間金利が固定され、その後は改めてローンを組む住宅ローンです。一方、全期間固定金利とは、借入期間の全期間金利が変わらない住宅ローンになります。基本的には「返済額が変わる」というリスクがない全期間固定金利が最も金利が高く、その次に一部期間固定金利、変動金利とつづきます。
ただ、低金利時代だということは、本来高く設定されがちな固定金利も低く設定されています。つまり、リスクが小さい固定金利を、比較的に低金利で借りることができるということです。

●借入金額を増やせる
また、前項の「注意点」にも関連してきますが、低金利時代は借入金額を増やせるという点はメリットでもあります。借入金額が変わるということは予算が変わります。予算が変われば購入する家自体が変わるので、検討する物件が増えて自分の理想とした家を見つけやすいということです。
ただし、前項でいったように身の丈以上のローンを組んではいけません。変動金利を組むときには、予算ギリギリの借入金額にせず、多少金利が上がっても問題ない予算組みをしましょう。

 

今回のまとめ

このように、住宅ローン金利が最小のときは、将来的な支払い額の増額と、それによる借入金額の増加に気を付けましょう。そのリスクを避けたい場合は、固定金利を組むという手段もあります。
仮に、住宅ローン金利が最小の時代に変動金利で住宅ローンを組むなら、将来的な金利上昇を見越した借入金額にする必要があります。色々な金利で支払い額をシミュレーションしてから判断すると良いでしょう。

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