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木材は火に強い!建築工法で耐火性をアップさせよう

家づくり

2018.09.20

家づくり情報|木材は火に強い!建築工法で耐火性をアップさせよう | イエペディア

 

皆さんは今まで「木材は火に弱い」というイメージをお持ちではありませんでしたか?

しかし実は「木材は火に強い」という逆の性質を持っているんです。確かにキャンプファイヤーなどを燃やす際は木が積み立てられたものを用いますし、焚き火などもほとんどが木材を用いているケースの方が多いでしょう。

果たして、なぜ「木材が火に強い」ということができるんでしょうか。今回はこの真相についてお話ししていきます。

木材は火に強い!建築工法で耐火性をアップさせよう.1

木材は火に強い理由

木材が火に強い理由をご説明します。

●厚さがある木材は表面しか燃えない
「木材が火に強い」という根拠は、厚さがある木材が芯まで燃えるのにはかなりの時間が必要だからです。皆さんも一度は目にしたことがあるかもしれませんが、木材は短時間の燃焼だと表面しか黒くなりません。中までしっかり燃え切るまでには実は1時間程度の時間が必要になるんです。
この現象を住宅に適応した時に、火災が万が一起きてしまっても住宅が燃え切ることはありません。火災が起きても、今では数分から数十分で消防が駆けつけてきてくれます。そこから消火活動を行っても完全に燃え切ることはないでしょう。

●鉄骨と比較したらどうなんだろう
このように住宅で導入するにあたって、鉄骨と比較して木材はどのような反応を示すのでしょう。
実はこの場合も鉄骨より木材の方が長く変形せずに重さを保つことができるんです。木材と鉄骨で同じ1000度近い温度で同じ重さの重りを乗せた場合に、木材の方が長く変形することなく耐えることができるという実験結果が出ています。
このことから、住宅の場合でも鉄骨ではなく木材を用いた方が長く形を変えずにいてくれるので、火事の際に逃げる時間を確保することができます。

 

木材は火に強い!建築工法で耐火性をアップさせよう.2

建築工法を意識することで耐火性をアップさせることができる

木材は火に強いということはわかったけど、木造住宅で耐火性を上げたいと考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
実は建築工法を意識することで皆さんの住宅も耐火性をアップすることができます。その方法についてお話ししていきます。

●2×4(ツーバイフォー)工法「ファイヤーストップ構造」
そもそも2×4工法とは、火の通り道となる床や壁において空気の流れを完全に遮断してしまうことで、そのほかの場所へ火を広がらせないようにする工法のことを言います。
ここで用いられるのがファイヤーストップ材と呼ばれるものです。ファイヤーストップ材はこの2×4工法に用いられる際に空気の流れをシャットアウトする材料です。火災の際に、火も空気の流れとともにシャットアウトするのでこの名前がつけられています。
この構造を用いておくと火災の広がりを約20分近く遅らせることができるので、万が一火災になってしまった場合でも逃げる時間を確保することができます。
そして、この2×4工法は貰い火にも有効です。近所の方が火災になってしまった場合や、地震などで町全体の火災が起こってしまった場合でも、2×4工法で類焼を防ぐことができます。

●2×4(ツーバイフォー)工法で火災保険料を安くできる
このツーバイフォー工法でファイヤーストップ構造を用いておくと火災保険を安くすることができます。実は火災保険では、建物の構造等の違いにより保険料が計算されております。
なぜ金額の違いが生じるかというと、燃えにくい建物ほど火災保険料が安くなるからです。2×4住宅は、耐火性能に優れた準耐火建物として承認を得ているため、保険料が安くなるのです。
毎回支払う保険料が安くなるのは家庭をお持ちの方は嬉しいメリットですよね。その浮いたお金で家具を買ったり、電化製品を購入することができます。また、火災保険が安くなるというくらいみんなが認める建築工法なのです。

 

今回のまとめ

木造住宅を建てたいけど、火事の際に安心できないで少し不安になっていらっしゃる方もいたのではないでしょうか。
ぜひこの2×4工法を用いてみてください。そうすることでいろんなメリットを受け取ることができます。

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