ガーデニングのアレンジ~フェンスを使う~
#家づくり | 2017.04.07
家づくり
2018.10.07
意外に思われる方もいるかもしれませんが、部屋のコーディネートのおしゃれさのカギを握っているのは、実は壁紙なのです。そこで今回は壁紙についてご説明したいと思います。
これから注文住宅など、新築の家づくり、リフォームを検討されている方は、おしゃれなお部屋づくりの参考にしていただければと思います。
壁紙は大きく分けて、「国産壁紙」「輸入壁紙」の2つに分類することができます。また、壁紙の裏側の素材によっても「フリース」「紙」に分類されます。
●国産壁紙と輸入壁紙
国産のよいところは、幅が広く、1m単位で調整でき、値段もお手頃なところです。一方で、輸入壁紙は幅が少し狭く、1ロールでの販売となります。
値段はメーカーにもよりますが、国産に比べると少し高価に感じるかもしれません。ただ、輸入壁紙はとにかく種類が豊富です。色・デザインなど、これらをうまく組み合わせて楽しむことができます。
●紙の裏側の素材「フリース」と「紙」
フリースの特徴は、丈夫で水などの湿気にも強く、伸び縮みもあまりないことです。また、壁側に糊をつけて使用することもできます。紙の場合は、濡れると少し伸びることがあります。良くも悪くも紙の風合いがでます。
賃貸物件などに貼る際は、貼ってはがせるセルロース系の糊が使用できるフリース素材を、しっかりと貼る際はでんぷん系の糊を使用できる紙素材を使用するのが適しているので、きちんと選ぶようにしましょう。
おしゃれに見せる部屋づくりで、壁紙選びにおいて意識したいのは、床の色とデザインとの調和です。やはり、部屋の中でも二大面積を持つ床と壁紙の統一感がないと、なかなかおしゃれな部屋づくりをすることが難しくなってしまいます。
そんな壁紙の色選びには、ぜひ色が与える印象に気を付けてみてください。自分がその部屋をどのように使い、どのような雰囲気であってほしいかを考え、壁紙の色はそれに合った色にしましょう。
お部屋の壁紙の色、なんとなく無難な色でまとめようとしていませんか?
壁紙の面積は大きいので、壁紙の色から受ける印象は大きいものです。
●暖色系の特徴
暖色系とは赤やオレンジのことを指します。温かみのある色なので、リビングや全員が集まる部屋の壁紙に取り入れるのがおすすめです。
また、暖色系は食欲を増加させる色とも言われていますので、その点でもリビングダイニングに向いています。
●寒色系の特徴
寒色系は落ち着いた雰囲気にしたい部屋にもってこいです。その一つが寝室です。実は人は寝ている間でも、色の影響を受けていると言われています。
例えば、クロスが赤色の部屋で寝ていると、そうでない部屋に比べて神経が刺激されて熟睡できていないという結果が出ている実験もあります。他にも落ち着いて作業をしたい趣味の部屋や書斎にもおすすめです。
●中間色の特徴
中間色とは緑や黄色などを指します。これらの色は自然、生命、明るさを感じさせる色です。明るい雰囲気にしたい子ども部屋におすすめです。太陽の光がよく入る部屋に用いると、部屋全体がとても明るく感じられます。そんな明るい部屋で、すくすくと育ってほしいですよね。
●柄物の特徴
柄物はトイレや洗面所など、比較的狭い面積のところに向いています。また、柄自体が小さめのものが良いでしょう。広い部屋の壁紙に柄物を用いると、全体的にゴチャゴチャした印象になってしまいます。
トイレなどに小花柄の壁紙などを用いると、清潔感も感じられますし、時間が経ち黄ばんできてもその黄ばみが目立ちにくいです。壁紙はなかなか変えられないものなので、汚れが目立ちにくいのは大きなメリットです。
最後に、お部屋づくりには間取りや家具選びも大切ですが、壁紙も大きな要素を持っています。壁紙といっても部屋一面に貼ると決まっているものでもありません。ワンポイントで壁紙を変えたり、同じ部屋の中でも壁紙を組み合わせたり、無限の可能性があります。
その分壁紙を考え選ぶのは難しいですが、目指す部屋のイメージをはっきり持てばそう困ることはありません。
今回ご紹介したのは一例ですので、その部屋でどんな雰囲気で過ごしたいかを想像しながら壁紙を選んでみてください。