長期優良住宅とは? メリットとデメリットを解説
#住宅性能関係 | 2017.08.14
住宅性能のこと
2016.10.23
メンテナンスなどを視野に入れて、長期的に優良な状態でいられることが保証される長期優良住宅。
家を長持ちさせることができるのはもちろんですが、前回ご紹介したように税金面で様々な控除が受けられるのはお得ですよね。
しかし、長期優良住宅には意外なデメリットが潜んでいます。「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、ぜひご一読ください。
まず、長期優良住宅の申請を行おうとすると、計画の時点から様々な申請をするため余分な期間が必要になるのです。設計や打ち合わせ、申請期間にもよりますが、数週間~数か月ほどかかってしまうとも言われています。
また、申請のためのコストがいくらかかかってしまうのも忘れてはいけません。条件によってばらつきがありますが、一戸建ての申請を行う場合は、5~6万円から、工務店・ハウスメーカーなどが手間賃を取る場合は数十万円程度かかると思っておきましょう。
家を建てるときにはある程度予算を用意しているものですが、それでも数十万円ともなると大きな支出ですよね。
長期優良住宅の申請には費用がかかってしまうということに備えて、いくらかお金を用意しておきましょう。
他にも、長期優良住宅の申請に慣れていない工務店・ハウスメーカー等に依頼する場合は、交渉に手間がかかる場合もあります。
長期優良住宅に認定される家を建てたいとあらかじめ考えている場合は、契約を結ぶ前からその旨を伝え、前向きな反応をしてもらえるのか確認したいですね。
長期優良住宅に認定されるような優良住宅を建てるということは、それだけ費用がかかる可能性があるということも忘れてはいけません。
良い家を建てるため、と考えると一概にデメリットとは言えませんが、費用面で問題がある場合は、申請のためのコストのことと合わせて、考えものですね。
ただ、長期優良住宅にするためと言って、何割も値段が上乗せされてしまうようでは、少し業者を疑った方が良いこともあります。
どうしてここまで建築費が上乗せされてしまうのか、としっかり費用の内訳を確認するようにしましょう。