火に強くなる!「ツーバイフォー工法」とは
#住宅性能関係 | 2017.05.05
住宅性能のこと
2017.05.03
皆さんは今まで「木材は火に弱い」というイメージをお持ちではありませんでしたか?
しかし実は「木材は火に強い」という逆の性質を持っているんです。
確かにキャンプファイヤーなどを燃やす際は木が積み立てられたものを用いますし、焚き火などもほとんどが木材を用いているシーンの方が多いでしょう。では果たしてなぜ、「木材が火に強い」ということができるんでしょうか。
今回はこの真相についてお話ししていきます。
「木材が火に強い」という根拠は、厚さがある木材が芯まで燃えるのにはかなりの時間が必要だからです。
皆さんも一度は目にしたことがあるかもしれませんが、木材は短時間の燃焼だと表面しか黒くなりません。
中までしっかり燃え切るまでには実は1時間程度の時間が必要になるんです。この現象を住宅に適応した時に、火災が万が一起きてしまっても住宅が燃え切ることはありません。
火災が起きても、今では数分から数十分で消防が駆けつけてきてくれます。そこから消火活動を行っても完全に燃え切ることはないでしょう。
このように住宅で導入するにあたって、鉄骨と比較して木材はどのような反応を示すのでしょう。
実はこの場合も鉄骨より木材の方が長く変形せずに重さを保つことができるんです。
木材と鉄骨で同じ1000度近い温度で同じ重さの重りを乗せた場合に、木材の方が長く変形することなく耐えることができるという実験結果が出ています。
このことから、住宅の場合でも鉄骨ではなく木材を用いた方が長く形を変えずにいてくれるので、火事の際に逃げる時間を確保することができます。
いかがでしたでしょうか。木造住宅を建てたいけど、火事の際に安心できないで少し不安になっていらっしゃる方もいたのではないでしょうか。
しかし実は木造住宅より鉄鋼住宅の方が有事の際には危険であることが知れましたね。
ぜひ木造住宅を検討してみてください。