理想のキッチン間取り~つりさげ棚、あることのデメリット
#キッチン関係 | 2019.12.11
間取りのこと
2019.10.09
キッチンは、ほかの部屋とはまったく異なる特製を持ちます。ほかの部屋の場合は油汚れや水はねに対してあまり神経質になる必要はありませんが、キッチンの場合はこれらに対抗する壁素材を選ぶ必要が出てきます。
キッチンで使われる壁素材は、キッチンパネルやタイルなどです。また、それぞれのキッチンブランドやホームメーカーがお手入れのしやすい素材を打ち出しています。
これらの「素材」についてはまた別の記事で触れるとして、今回は「キッチンのかたちと壁素材の関係」について見ていきます。
基本的には、キッチン周りの壁はキッチンに最適な壁素材で覆われることになります。しかし、「前面にI字型の作業台を置いた。しかし後ろ側にも台を設けている。こちらの台は、単純な『物を置くスペース』としてだけでなく、包丁を使って大型の魚などをさばくときにも使いたい」ということであれば、後ろ側にもキッチン用の壁素材を用いる必要があります。
単純に「物を置くスペース」「家電を置くスペース」としか考えられていない場合は、通常のクロス張りが前提とされることもあります。一般の部屋に使われるクロスでは、当然キッチン用の壁素材よりも使いにくくなってしまいます。
このため、キッチンを考えるときには、「どこをどのような用途で使うか」をしっかりと煮詰め、またそれをきちんと伝えなければなりません。