年収別!住宅ローンを組む際は「限度額」に要注意
#資金計画 | 2017.08.05
お金のこと
2020.01.29
住宅ローンは、毎月返済していく分とは別に、まとまったお金を繰上返済することで住宅ローンの残債を減らすことが可能になります。
この繰上返済を、会社から受け取るボーナス(賞与)でする場合の注意点を考えてみたいと思います。
まず、繰上返済には返済額軽減型と期間短縮型があるため、返済額を軽減したいのか、早く完済したいのかによってどちらかを選ぶとよいでしょう。
なお、期間短縮型の方が住宅ローンの総返済額は少なくなるので、返済額が厳しいのでなければ期間短縮型の方がお得です。また、繰上返済する時期については、基本的にできるだけ早くした方が効果が高くなります。
ただし、住宅ローンを借りた最初の10年間については、住宅ローン控除を受けられるため、特に住宅ローン金利が1%を切っているようなケースでは、繰上返済しないほうがよくなります。この場合、ボーナスを貯金しておき、住宅ローン控除の受けられなくなる11年以降に繰上返済するようにするとよいでしょう。
とはいえ、毎月の返済額が厳しく感じるような場合には10年以下で繰上返済しても構いません。この場合、住宅ローン控除は「年末残高」を元に控除額が決まるため、年が明けてから手続きしたほうがよいことは覚えておくとよいでしょう。