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【失敗しないための家作り3箇条】理想の注文住宅を青森で建てよう!

家づくり

2017.10.13

マイホームは「一生に一度の大きな買い物」といわれているため、そう簡単に失敗するわけにはいきませんよね。とはいえ、住宅購入者のすべてが成功している、というわけでもないのが現実です。

そこで今回は、青森県で理想とする注文住宅を建てる際、費用相場や窓断熱の重要性などを3箇条にまとめた、家づくりで失敗しないための具体的な情報をご紹介します。

 

参考:

理想の注文住宅を青森で建てよう.1

失敗しないための家作り1 ~注文住宅の費用相場を知る~

家作りで失敗しないための最初のポイントは、購入予定エリアの注文住宅の費用相場を知ることです。
ここでは土地を購入して注文住宅を建てた場合を想定して、土地面積、延べ床面積、建築費、土地取得費、費用合計相場を2017年のデータで確認してみましょう。

●青森県の注文住宅の相場
青森県で土地購入・注文住宅建築を考えた場合、総費用の相場は3,267万円です。その内訳は土地取得費が614万円、建築費が2,652万円です。土地面積は286.8㎡、延べ床面積は115.3㎡が平均的な数値です。

●全国平均は青森県の1.2倍
全国平均を見ると総費用の相場は3,955万円となり、青森県の1.2倍の価格です。土地取得費用が1,291万円と青森県の2倍ですが、単純な話ではありません。土地面積は218.1㎡であり、これは青森県の平均値の78%です。
つまり、80%程度の土地を2倍の価格で購入している現状です。言い換えれば、青森県は広い土地が安く手に入れることができる地域だと言えます。
建築費は全国平均で2,663万円です。こちらは青森県の相場と大差はなく、総費用の差は土地取得費が大きく影響していると言えるでしょう。

●データから見えてくること:土地選びを入念に
このデータから、青森県で土地・注文住宅を手に入れるときに意識しておくと良いのは、住み始めて以後の生活パターンを考慮して、土地選びを大切にするということです。
せっかく全国平均に比べて利口な価格で土地が選べる環境なのですから、少し時間をかけても自分の生活スタイル、生活環境などをポイントにじっくりと選びましょう。

 

理想の注文住宅を青森で建てよう.2

失敗しないための家作り2 ~断熱の工夫:窓断熱を強化する~

建築費の大まかな相場が把握できたら、次は用意できる予算内でどこにどれだけ費用をかけるかを見極めることが大切です。建築は地域の特徴に適した建て方をすることが基本です。
寒さ対策がひとつの鍵となる青森県では断熱を意識した建築、たとえば「窓断熱」などの工夫は考えておくべきでしょう。

●青森県の住宅は寒さに強い家をめざす
青森県の建築住宅課が青森型省エネ住宅ガイドラインを発表しています。それによると寒さに強い住まいとして「しっかり断熱と効率的エネルギー利用」として機密・断熱性能を十分に確保し、日光や風通しといった自然エネルギーも上手く活用することが示されています。

●ポイントは窓断熱
現在の建築では壁や床などの素材が研究開発されたこともあり、熱は逃げにくく、湿気は逃しやすくなってきています。言い換えれば、熱が逃げていくのは窓やドアの開閉による割合が高くなっているということです。
つまり窓断熱と窓配置の工夫は熱を逃がさず、効率よく自然エネルギーを活用することにつながるわけです。

●窓の形状をチェック
窓の形によっても気密性、通気性などが異なります。熱を逃さず、しかも換気しやすい形状などにも注目する必要があります。

・引き違い窓:日本で多く使われているのが引き違い窓です。大きく開放できるため、通気性確保しは適しています。半面、寒気が入りやすく暖気は逃げやすいという特徴もあります。
・外開き窓:外に大きく開くことができる窓です。通気性と気密性に優れています。
・はめ殺し窓:日光などを取り込めるので天窓などに活用されることが多い窓です。開放できないので通気性は望めませんが、青森県など寒冷地ではうまく活用すると採光と気密性が実現できます。

●窓ガラスは複数構造、窓枠とスペーサーには樹脂が理想
窓枠に樹脂を使えば、隙間風などの侵入を防ぐことで家自体の断熱性を高めてくれます。その結果、暖房器具の使用を軽減させる省エネ効果も期待できます。
窓ガラスは1層ではなく複数構造の方が、寒さ対策はもちろん、夏期の冷房中に外気の侵入も防ぎ、熱貫流率を下げる=断熱性能が高くなるといわれています。
また、ガラスとガラスの間に入れるスペーサーも樹脂仕様にした方が効果的で、特に結露対策で力を発揮すると言われています。

 

理想の注文住宅を青森で建てよう.3

失敗しないための家作り3 ~間取り計画書をしっかり作る~

自分やいっしょに暮らす家族にとって、どういう家、どういう間取りにしたいのかは、漠然と思い描いているという人は少なくありません。
その漠然として間取りを基に、希望を工務店や設計者に伝えると、こんなはずではなかった、ということになるケースもあるようです。伝える時にも略図を描く、あるいは希望を箇条書きにするなど計画書を作ることが成功への一歩になるでしょう。

●二世帯住宅(親夫婦と同居)
とくに親夫婦との同居を考え二世帯住宅を建設する場合には、親夫婦の生活パターンや自分たち家族の生活リズムも考慮して間取りを決めることが大切です。
いきなり二世帯住宅ならトイレやキッチンは別にするのが暮らしやすい、と決めつけず、一日の生活リズムを描き出し、工務店や設計者を交え相談しましょう。

たとえば、キッチンは1つでも、親夫婦の食事時間と自分たち家族の食事時間が異なれば別に使うこともできます。
また、食事を一緒にするならキッチンは1つで良いことになります。お風呂も同じです。使う時間が重なり、不便を感じるなら2つ設けることも考えればよいのです。

●収納スペースの有効活用
2台分の駐車場を設けるために敷地面積の狭小を余儀なくされたものの、間取り計画書を作成したことで「収納スペースが増やせること」を提案されたケースがあります。
間取りを図面に起こすことで、生活動線に必要なスペースと、くつろげるスペースが把握できた結果、限られた面積のなかでも収納スペースに使える空間が見つけられたケースも少なくありません。

●ゆったりとした浴室
2坪程度とゆったりサイズの浴室を希望したけれど、現状ではそのスペースを確保できないと諦めていたご家族が、きちんと間取り計画書を作成してみると、壁付けキッチン+リビングダイニングにして空間を節約できるスタイルを選択することで、浴室に使える空間を広くとることができたケースがあります。

敷地を広げることはできませんが、キッチンのスタイル、リビングのとり方、動線の工夫などでうまく空間を利用することも可能です。そのためにも、間取りの計画書を作り、全体の配置を目で確認できるようにすることが大切なのです。

 

今回のまとめ

モデルハウスはグレードの高い設備や内装が施されているので、自分たちが考える注文住宅には参考にならないと思う方も多いようですが、効率の良い間取りや動線など、ヒントはたくさんあります。
また、家作りで失敗しないためには、今回ご紹介した3箇条を覚えておいて、資料請求をしたり相談会に参加したり、行動してみましょう。

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