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シックハウス症候群とは?無垢材のメリット・デメリット

家づくり

2018.06.24

家づくり情報|シックハウス症候群とは?無垢材のメリット・デメリット | イエペディア

 

注文住宅を考えてらっしゃる方には、新生活への期待を胸に膨らませている方も多いのではないのでしょうか?

実際に、間取りや住む場所、住宅の規模など住宅に関するほぼすべてのことを決めていけるわけですから楽しみになるのも当然です。ただ、そんな注文住宅をついに実現した際に、皆さんに注意してほしいことが、シックハウス症候群と呼ばれる症状です。

今回は「シックハウス症候群」と「無垢材」について解説します。

 

参考:

シックハウス症候群とは?無垢材のメリット・デメリット.1

シックハウス症候群とは

建てたばかりの家に住み始めた方が、住宅に用いられた建材などに含まれている化学物質を吸収してしまうことにより発生してしまう症状のことを指します。
代表的な原因となる化学物質は、合板の接着剤や塗料などに含まれているホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、キシレンなどがあります。

●シックハウス症候群の具体的な症状
このシックハウス症候群の具体的な症状は以下の通りです。

​・頭痛の発生
​・目や鼻などの粘膜に異常が見られる
・めまいを起こすことがある
・肌がかゆくなる
​・食べたものを吐いてしまう

​このように、シックハウス症候群の症状は決して軽度のものではありませんので、注意しなければなりません。

●シックハウス症候群を防ぐために意識すべきこと
​1つ目の方法として挙げられるのは、住宅の安全性を示す指標である住宅性能評価を行える会社に点検を依頼する方法です。
2つ目の方法は、シックハウスを意識した工事をしてくれる注文住宅の会社に仕事を依頼するという方法です。

​これらを前もって実践すれば、ある程度の対策はできているといえるでしょう。
しかし、中にはすでに注文住宅を建てたという方がいらっしゃるかもしれません。
​そういった方にオススメしているのは、部屋の換気を高頻度で行うということです。理由は化学物質も風に運ばれて外に出ていくからです。

●健康的で安心して暮らせる自然素材
シックハウス症候群を防ぐために、気にかけた方が良いポイントとしてフローリングの素材があります。​フローリングは、家にいる間必ず体と接しているものなのでこの素材選びはしっかりやった方がいいです。
そこで今回お勧めするのが、自然素材の1つである「無垢材」のフローリングです。
​無垢材とは、何枚もの板を張り合わせて作られた合板という板と違って、何らかの用途に合わせた形にそのまま切り抜かれた材木のことをいいます。​ですので、フローリング用の無垢材は、フローリングの形状に合った材木のことを指します。

 

シックハウス症候群とは?無垢材のメリット・デメリット.2

無垢材のメリット

次に無垢材のメリットについてご説明させていただきます。

●木材そのものの香りを発してくれる
無垢材は天然のものなので、木材そのものの香りを発してくれるという点です。この香りは人体にいい作用をもたらしてくれます。例えば、木材の香りを吸い込むことで気持ちを落ち着かせてくれるなどです。

●調湿効果がある
調湿効果とは、例えば、湿度の低い冬なら吸収した水分を出し、湿度の高い夏なら空気中の水分を吸い上げてくれます。ですので、フローリングが無垢材なら夏でも冬でも比較的快適に部屋の中で過ごすことができるでしょう。

●木材の変化を楽しむことができる
年月が経っても、古臭くなるのではなく、木材の変化を楽しむことができる点です。この点は、合板フローリングにはない良さかと思います。

 

シックハウス症候群とは?無垢材のメリット・デメリット.3

無垢材のデメリット

どんなに人気でメリットが豊富なものでもデメリットが存在します。

​●隙間が生じてしまう
フローリングとフローリングの間、つまり一枚一枚の板の間に隙間が生じてしまうことがあるという点です。
この原因として、調湿効果が挙げられます。調湿効果は、無垢材が空間内の水分を吸収したり、放出したりする効果のことです。この調湿効果を発揮する際に、無垢材は伸縮します。その結果、敷き詰められた板と板の間に空間ができてしまうのです。
この現象は、無垢材の性質上避けることはできません。

●傷やシミがつきやすい
​無垢材は、水分の吸収率がいいので、例えば液体を無垢材フローリングにこぼしてしまった場合は、どうしてもそれを吸収し、汚れとなって残ってしまうのです。
​また、無垢材は傷もつきやすいです。重いものなどを高いところから落としてしまったりした場合は、結構な傷になるので気を付けましょう。

●ひび割れが発生してしまう
これも、無垢材の特徴である調湿効果の高さが起因しています。無垢材は、上記の効果によって木材内の水分を放出します。水分を放出すればその分木材は乾燥してしまいますが、この乾燥によって自然にひび割れが発生してしまうことがあるのです。

 

今回のまとめ

このように、無垢材はさまざまな効果をもたらす場合もありますが、同様にデメリットも存在します。メリットとデメリットは表裏一体と言えるでしょう。
無垢の木の家に住んでから子供のアレルギーや喘息が改善されたという話しも耳にします。
こういった点をしっかり踏まえた上で、無垢材の導入を検討しましょう。

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