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新築に和室って必要?和室の意外な効果とは

家づくり

2018.12.25

家づくり情報|新築に和室って必要?和室の意外な効果とは | イエペディア

 

新築で家を購入しようと考えている方で、和室を作るか悩んでいませんか?

和室はあまり使わないだろうし、和室を作るなら洋室を一室増やした方が良いかな…と思っている方もいらっしゃるでしょう。最近では、家の中に和室が無いという家も増えています。

しかし、和室には様々なメリットがあります。そこで今回は、「和室」ついてご紹介いたします。

新築に和室って必要?和室の意外な効果とは.1

和室の特徴

まずは和室のメリットから見ていきましょう。

●自然の効果
畳の素材は、い草という植物です。このい草は自然ならではの効果を発揮してくれます。い草は調湿性があり、保温もしてくれます。つまりジメジメした日でも、他の部屋に比べて快適に過ごせる環境にしてくれるのです。
また、い草にはフィトンチッドという成分が含まれており、森林浴の効果を得ることが可能です。森林浴には、自律神経を整える効果や、リラックス効果があります。それが室内にいながら得られるのは、嬉しいポイントですね。

●防音効果
畳には、多くの空気が含まれています。その空気が衝撃や音を吸収してくれるので、防音効果を得ることができます。
遊び盛りなお子様がいるご家庭では、走ったりしても音が気になりませんし、万が一転んでもフローリングよりは衝撃が小さくなりますよ。この点では高齢の方にとっても安心できると思います。

●用途が広い
和室には様々な使い道があります。子どもの遊び場にして良いですし、快適な環境なので和室でお昼寝をしても気持ちよいです。
また、祖父母や友人が泊りに来たときは、宿泊部屋として使用することもできます。洗濯物を畳むときやアイロンをかけるときなど、ちょっとした家事をするにも使えます。

 

新築に和室って必要?和室の意外な効果とは.2

畳に使われる「い草」の効果

先ほど畳に使われる「い草」の効果について簡単にご説明いたしました。「い草」の持つ効果についてもう少し詳しくご紹介いたします。

●リラックス効果
い草にはリラックス効果があります。い草にはフィトンチッドという香りの成分が含まれており、この成分がリラックス効果を与えてくれます。森林浴にもフィトンチッドによるリラックス効果があるのですが、それと同じで和室にいながら森林浴のような効果が得られます。

●調湿性
い草には、湿気があると吸収してくれる調湿性があります。暑苦しい夏は、リビングより和室に方が過ごしやすいでしょう。少しお昼寝なんかをするときに、和室で寝転がると、とても気持ち良いですよ。小さなお子様がいらっしゃる場合、お子様のお昼寝の部屋として使用するのもおすすめです。

●クッション性
い草はクッション性も備えています。先ほどお昼寝にもおすすめということをお話ししましたが、布団を引かずにそのまま畳に寝ても床が硬くて体が痛いということもありません。
また、転倒しても安心なので、高齢の方の部屋やお子様の遊び場にもおすすめです。マンションではお子様がジャンプしたり、物を落としたりしたときに下の階への音に気を遣いますよね。しかし畳ならその心配も少なくなります。

 

新築に和室って必要?和室の意外な効果とは.3

和室と洋室、どっちがいいの?

和室の特徴を紹介しましたが、実際家づくりを行うとなった時、和室を作るべきか、全部洋室にしようかと悩む方も多いと思います。そこで今度は、和室・洋室それぞれのメリット・デメリットを比較していきます。
ではまず和室から見ていきましょう。

●和室のメリット
和室におけるメリットとして、まずはその汎用性の高さが挙げられます。畳の上でそのままくつろぐこともできますし、寝室にもなり得ます。さまざまな用途で使えると、生活の幅が広がりますよね。
また、障子は風をよく通すので、その点でも大きなメリットだと言えますし、和室に多い土壁も調湿性に優れていると言われています。昔っぽいと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、歴史が長い分その利点は多いとも言えるでしょう。

●和室のデメリット
和室のデメリットはずばり、お手入れが大変なことです。和室を構成する畳や障子にはメンテナンスが欠かせません。小さいお子様やペットがいらっしゃるご家庭では、この点に気をつけましょう。


では次に、洋室についてその特徴を見ていきましょう。

●洋室のメリット
洋室のメリットはその耐久性です。洋室での床材は、ある程度重量があるものでもへこみにくいものが多いとされています。
また、クローゼットのその収納のしやすさも大きな魅力だといえます。和室と比較すれば、メンテナンスが容易であるという点もメリットです。

●洋室のデメリット
洋室で使われるフローリングは、どうしても生活音が響きやすくなってしまいます。周囲に音が聞こえてしまうと、トラブルになってしまうこともないとは言えません。
また、フローリングは固くて冷たいので、畳と比べて気軽に横になれるとは言えないでしょう。

 

今回のまとめ

和室・洋室にそれぞれの良さがあることが分かります。和室として一室部屋を確保することが難しいという場合は、リビングに何畳か畳を置いても良いですね。
フローリングと畳の間に少しの段差があれば、それが区切りとなり、独立した一室のようにすることも可能です。
ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、自分たちに合ったものを選んでください。うまくその特性を生かすことで、きっとより心地のいい生活を送ることができるでしょう。

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