理想のキッチン・作業台を考える~I型について
#キッチン関係 | 2019.11.13
間取りのこと
2019.09.11
「台所の間取り」を考えるうえで特に重要視したいのは、「どのようなタイプの台所にするか」です。同じ広さであっても、タイプが違えば使い勝手もまったく異なってきます。
まずは、完全独立型のもの。
これは、扉がついており、台所がひとつの部屋のようになっているタイプの台所です。あくまで体感ではありますが、現在では比較的珍しいかたちだと思われます。
扉がついているため(ただ、完全独立型ではあっても扉まではつけないというタイプもあります)、リビング部分に台所のにおいが流れません。
また、完全にクローズな空間であるため、来客中であっても人の目を気にせずに料理ができるというメリットもあります。
反面、このタイプの場合、台所を担当する人が台所にこもりきりになってしまいます。そのため、家族とのコミュニケーションを取ることができません。
またその特性上、「出来上がった料理をカウンターにおいて、家族がそれを運ぶ」というやり方もできません。
出来上がった料理あるいは食べている最中に「あの調味料がほしい」となった場合にはいちいち立ち上がって台所に行かなければならない煩雑さもあります。