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【所得と建築費から考える】青森でローコスト住宅を建てるために必要なポイント

家づくり

2017.09.29

青森県で住宅を建築するときは、ローコスト住宅を建築するポイント知っておきましょう。青森県は平均所得を見ると全国的には低くなっています。ですが建築費も全国平均から見ると安い水準です。

つまり、青森県で住宅を建築するときは、上手くポイントを抑えることで、ローコストで質の良い住宅を建築することができるということです。

今回は、青森県と平均所得や平均建築費を考えながら、青森県でローコスト住宅を建築するポイントを解説します。

 

参考:

※1内閣府経済社会総合研究所「平成 26 年度県民経済計算について」

※2住宅支援機構「2016年度 フラット35利用者調査」

青森でローコスト住宅を建てるために必要なポイント.1

青森の平均所得や平均建築費について

まずは、青森県の平均所得と平均建築費を見ていきましょう。青森県の平均所得は約240万円※1です。最も所得の高い都市は東京で、約450万円。かなりの差があることが分かります。
考えられる理由としては、東京などの首都圏や一部の地方都市と比べ、賃金水準自体が高くないので、結果的に所得も低くなっているのでしょう。

一方、平均建築費は以下の通り※2です。こちらのデータからも全国的に低価格で建築が可能な地域と言えます。

・注文住宅:2,836万円(ワースト5)
・土地付き注文住宅:3,267万円(ワースト5)

●青森県の建築費用
「ワースト」という表現になっていますが、要は青森県では安い建築費で家を建てることができるということです。上記の「注文住宅」とは、依頼主が設計事務所や施工会社と、間取りや設備・仕様を一から決めて建築する住宅です。
つまり、依頼主の希望が多く反映される住宅です。ですが土地は自分で用意する必要があります。その費用は別途必要になります。
他方、土地付き注文住宅とは、注文住宅に土地代が上乗せされて販売されている住宅です。

●東京都との比較
前項のように、青森県の注文住宅の建築費は2,836万円でしたが、それに比べて東京都の注文住宅の平均価格は3,929万円です。しかも、注文住宅の平均床面積は、青森県で132.6㎡、東京都で126.5㎡と、青森県の方が広いにも関わらず1,000万円以上の差があります。
この金額の差は、「人件費」「設備・仕様」「広告費」と言えるでしょう。次項の「ローコスト住宅を建てるポイント」にも関連してきますが、青森県と東京都の建築費の差はこの3つの要素が大きく影響しているのです。

このように、青森県の所得は全国的には高くはないですが、建築費も安く抑えられているという状況です。逆にいうと、青森県ではローコスト住宅を上手に建てる必要があるということです。

 

青森でローコスト住宅を建てるために必要なポイント.2

ローコスト住宅を建てるポイント

ローコスト住宅とは、その言葉の通り、安い費用で建築された住宅のことです。価格が安くなる分、質が下がるのではないかとの心配される方もおられますが、質を維持しながらコストを抑えるためのポイントがあるのです。以下の点を抑えれば、質の高いローコスト住宅を建築しやすくなります。

・施工体制の工夫をしている施工会社を選ぶ(直営)
・なるべくシンプルな造りにする
・優先順を決めておく

まずは、施工会社選びです。施工会社は、別途建設業者などに発注せず、大工や、左官などの各業者を既に抱えている施工会社のことです。全てを直営にするのは難しいですが、なるべく直営にすることで無駄なマージンを省くことが出来ます。
またこの際、建築費用やその他の経費についても明細を明らかにしてくれるところを選ぶようにしましょう。細かな明細を見ても専門家でないからわからない、と任せきりの態度ではなく、分からないなりに説明を求めるなど、家を建てる主体は自分だと意識することは大切です。
また、構造的な部分でも工夫が必要です。住宅の造りをシンプルにして、なるべく壁や柱を作り過ぎないようにしましょう。たとえば、部屋がたくさんある3階建ての家であれば、壁や柱などがたくさん必要になるため、材料費も人件費も高くなります。

そして、その住宅で実現したい優先順位を決めておくことです。たとえば、「断熱性を優先したい」「広さを優先したい」など自分のこだわりポイントを決めておけば、その優先順位に沿って、どの部分を省けばローコスト住宅を実現できるかを施工会社が明示してくれます。

 

今回のまとめ

青森県で賢くローコスト住宅を建てるためには、今までに見てきたように、まずは施工会社選び、シンプルな間取りへの工夫、実現したい優先順位を決めておくことが重要です。
そのような前もった準備が、質の高いローコスト住宅の建築に繋がっていきます。

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